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2016/06/15
建設業界の悩み |《森山土木社長の独り言》
建設業界での悩みと言えば、何と言っても人手不足、職人の高齢化だろう。
ただ、それは建設業界のみならず、他の業種においても同じことが言えるのだが、なぜ、この業界だけが深刻化するのか?やはりイメージなのか?稼ぎなのか?様々な争点があると思うが、ここではちょっと変わった視点から物申したいと思う。

この建設業界の特徴として、時代の流れに問らわれず、職人の腕に頼る部分が今日でも根強いというところだ。近代社会において、今やロボットが・・・、精密機械が・・・、コンピュータが・・・と、どんどん市場に出回って、人手不足を解消する役割を果たしている業種も少なくはないはず。

しかし、この建設業界で言えば、例外なく確かに導入はされているものの、それは一定ラインのところまでで、あとは人の手頼み。というところが、数多い。そんな中で「手に職」という言葉を用いた場合、その意味すら変わってきているのではないかと考えさせられる。

つまり、こういう事だ。「手に職」、本来は自らの手で何かを成し遂げ、形をつくっていくものの意味ではあると思うが、今の世の中に当てはめると、こういう意味でもとれないだろうか。

「手に職=コンピュータの操作」、自らの手が直接、携わるのではなく、自らの手はあくまでも、間接的に携わり、直接的なものは機械がやってくれる。その操作を担う手に対し、「手に職」と・・・。そう考えれば、まだまだ直接関与が必要とされる建設業界に「手に職をつけたい」と思い、その門をたたく人は少ないのではと、私は悲しく思う。

多くの受注はあるのに、まだまだ実行部隊が足りません。一緒に頑張ってくれる仲間、急募中!

2020年に東京オリンピックを控える日本は、今後さらなる建設・土木ラッシュが訪れます。それなのに、業界全体が人手不足。もったいない話です。仕事はあるのに人が来ない。これでは、業界として成長しません。「土木は辛そう」というイメージがあるかもしれませんが、土木でしか味わえないやりがいがあるのも事実です。『街の景色を創っていける』。頑張った分だけ何倍もの達成感があるお仕事、始めてみませんか?

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